妻の手首の骨折の回復も順調なようで、昨日ギプスの巻き直し。
指が付け根まで出るようになりました。
そんなところに、古くからの友達で理学療法士の森本君から見舞いの電話があり、現状を話したら「痛くない範囲で動かしても大丈夫だよ」とのこと。
痛みも取れて身の回りの仕事もかなり出来るようになり、家政夫の仕事も減ってきたことだし、それではと、ちょっと山へ
。
ここ数日の雨、姥沢辺りではひょっとしたら雪
。
駄目もとで月山姥沢に行ってみました。
一昨年前は14日に姥ヶ岳から辛うじて滑ることができ、昨年は四国遍路で遅れ、姥での初滑りは23日。この日は、滑りを楽しめる程度の雪がありました。
今シーズンはどうかな?
山形道から見えた月山は結構白く、「もしかしたら!」と期待したのですが・・・。
一般道に入って志津に近づいて行くにつれ、その期待は次第にあきらめに変身。
そして弓張平から眺めた瞬間、「だめだ、こりゃ!」。
いつも五色沼脇にある通行止めの柵は、先の自然博物園との分岐にありました。
ここまで雪のかけらも無し。
ちょっと失礼して柵を除け、姥沢まで行ってみても、乾燥路面。
自転車で上れます。スケボーでも下れます(^^♪。
例年だと姥沢辺りなら、少しは雪があるのに・・。
この調子だと、山スキーを楽しむまでにはしばらく時間がかかるかも。
せっかくスキーやブーツの手入れをしてきたのに・・。
マッ想定内といえば想定内なのですが。
しばらく散策して春以来の姥沢の景色を楽しんだ後、下って自然博物園へ。
こんなこともあろうかと持ってきた長靴を履いて、石跳川沿いに装束場のコルまでハイキングすることにしました。
無雪期にこのコースを辿るのは初めて。
歴史を感じさせるに十分な、石畳の道や古碑、そして周りの川とブナ森の静けさ
。
非常に新鮮な感覚で心地よく、山スキーの初滑りが出来なかったことなど吹き飛んでしまいました。
山スキーでいつも取り付く南東尾根末端を過ぎると、分岐がありました。
「これはいったいどこに行くんだべ?」と暇に任せて辿ってみました。
歩くこと30分ちょい。そうしたらカワクルミ沼に。
冬のこの辺りは、すべての装飾を取り払ったブナの木々と雪で埋まった沼が、幻想的な風景を醸し出しています。好きな場所です。
湯殿山を滑り降りる時は、通常ブス沼経由でこの辺りを通ることにしています。
倒れていた案内標識には、「志津へ○キロ」とありました。
期待していたブス沼へは行かないようです。
周回コースになっているんですね。なるほどなるほど。
沼付近で少しナメコをいただき、元来た道を上り返して装束場への道に戻ります。
上ってもまだ雪は見られず、やっと装束場コル近くなってうっすらと被るようになってきました。
左手の湯殿山山頂への道は無いのですが、この時季は葉も落ちており藪漕ぎもさほど難しくなさそうで、山頂を狙えそうです。
時間があれば狙って見たいところです。
着いたコルからの眺めも素晴らしく、目の前に立ちはだかる姥ヶ岳をメインに、品倉、月山が寒そうに、威厳を漂わせて屹立していました。
いつも滑る目の前の斜面は、まだブッシュでねずみ色。
それでも「雪が無いと、こういう景色なんだ・」と、ちょっと感動。
四季すべての山を体感しないと、その山に行った・知ったとは言えないものだと実感した日でした。
帰りは定番の水沢温泉。月山通いのノルマにする回数券を購入。
ひさしぶりのいいお湯でした。
帰宅してからのオサンドンも気持ちよく調理することができました。
ありあわせで
。
おしまい